
読まないでくださいと言われたら、みなさんはどうしますか?
「決して読まないでください」といわれると、ますます読んでみたくなりませんか?
今回は、なぜ人は禁止されるとそれを破りたくなってしまうのかについての話をします。不倫をやめられない人の心理もわかるので、不倫を辞めたい人はぜひ読んでくださいね。
心理的リアクタンス
人間には本能として心理的リアクタンスが備わっています。別名、カリギュラ効果とも呼ばれています。
人間は「決して開けてはいけません」とか「決して覗いてはいけません」とかいわれると、好奇心に基づく反発心からより一層興味を持ってしまいます。
鶴の恩返し
昔話の鶴の恩返しを読んだことがある人は思いだしてください。
おじいさんは「絶対に覗いていけませんよ」とさんざん言われてましたが、結局覗いてしまいましたよね。これは人間の本質的に備わっている性質なのでしょうがないんです。おじいさんを責めないでください。
小さい子供と接したことがある人は良くわかると思いますが、例えば、子供に「このおもちゃで遊んではダメ」といったとします。最初はそのおもちゃで遊ぶのを我慢していますが、最終的に禁じられたおもちゃで遊んでしまってますよね。
心理実験で確認
その例としてある実験を紹介します。この実験では、3歳から5歳の子供に色々なおもちゃを与えました。その中でお母さんから一つだけ遊んではいけないおもちゃを指定してもらいます。
そうすると子供は禁止されたおもちゃでは遊ばず、他のおもちゃで遊んででいました。しばらくたった後、「どのおもちゃでもあそんでいいよ」お母さんに禁止を解いてもらうと、子供たちは一斉に禁止されたおもちゃで遊びはじめました。
さらに、「一番好きなおもちゃは何ですか」と聞くと、ほとんどの子供が禁止されたおもちゃと答えました。
つまり、人は禁止されるとより一層、興味や関心を掻き立てられてしまうことがこの実験からも分かっています。
不倫関係が続くのは?
いちど不倫関係になってしますとズルズルと長続きしてしまいませんか。これも心理的リアクタンスが働いているといえます。
不倫をしてはダメじゃないですか。みんな分かってますよね。でもそれが逆に魅力的だったり興奮したりしませんか。そんなワケで辞めたくてもなかなかやめられない人が多いんじゃないでしょうか。
ロミオとジュリエット現象
ロミオとジュリエットも恋愛を諦めることができなかったですよね。障害があるほどそれを乗り越えようと躍起になってしまった結果・・・
皆さんご存知だと思いますが良いものではないですね。
禁じられた恋の結末を見届けたい方は、上記の映画が数あるロミオとジュリエット映画の中ではオススメです。
でも、オリビア・ハッセーに会ったら誰でも恋に落ちちゃいますよね。
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